ベジタリアンが自分にとって健康的なのか、体質の検査をして専門のお医者さまに相談中‥という前回のお話の続きです。
肌荒れも体調不良もイライラとかも無く、逆にお腹の調子は良いくらいだったんだけど、やっぱりお肉は食べた方が良いかもしれない。
こんな話になりそうです。
ベジタリアンした結果、栄養状態と体調
今日は、前の記事に書いた「栄養解析」などの検査結果について、お医者さん、栄養士さんとお話ができたのでそのことと、今後のことを少し考えてみます。
ここで私の食事のスタイルについても一応書いておくと、今はだんだんと菜食中心の食生活をはじめて約1年くらい。
お野菜中心、魚介類は食べる、お肉は状況に合わせてごくたまに食べる。
こんな感じの、「ペスカタリアン」や「フレキシタリアン」と呼ばれるのに近いスタイルです。
(詳しくは、1年続けての体調の変化なども含めて前の記事をみてください。)
栄養解析で発覚。不足してる栄養素5つ
細かな栄養解析など、今の自分の体の状態を知るためちょうど検査を行いました。
結果はざっと前の記事にも書きましたが、ここではもう少し詳しく書いておきます。
この5種類の栄養素が、特に足りていないことが分かりました。
- タンパク質
- 鉄
- ビタミンB群(特にビタミンB6)
- マグネシウム
- 亜鉛
前の記事にも書きましたが、このパターンは現代人によくある不足だそうです。
この栄養不足、お肉をほとんど食べないせいとは言えないことを、知っておいて下さいね、
なぜなら検査は1回しかしてないので、ビフォアフ比較ができません。
なので、これらが欠乏している理由までは分からないのが現実です。
ベジタリアンにありがちタンパク質不足
お肉の栄養といえばタンパク質ですが、やっぱりタンパク質は欠乏してましたね。
もちろん、筋肉量も低めでした。
その点は気になってたので、白身魚、タコ、豆腐、納豆とかを意識的に入れるようにはしてたんだけど、足りなかったみたいです。
実際、「意識」はしてたものの、実際に分量が足りていたか?と問われると足りていなかっただろうと、正直思いますね。
「意識」だけじゃダメで、正確に「計算」する必要がありました。
分かってたけど、ぶっちゃけ面倒で気づかないフリしてました。
「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌量が少ない状態であることも別の検査で分かったんだけど、実はその要因のうちの一つとして、タンパク質不足も関係ありそうです。
どういうことかというと、セロトニンの材料はタンパク質なんですよね。
でもそれだけではなく私の場合は、遺伝子レベルでの体質と、タンパク質不足、その他もろもろが重なり合った結果、セロトニンが不足することになったようです。
ハッピー感を感じにくいとか悲しすぎるので、これは絶対改善したいところです。
鉄不足について
鉄不足についても、思い当たりますねえ。
鉄分を摂りやすいと言われる、レバー、赤身のお肉を食べることはこの1年間ほぼなかったと思います。
まれにお肉は食べる場合も、だいたい鶏肉でした。
実はお魚のなかで鉄の含有量が多いのは「血合い」の部分らしいのですが、私はお魚は食べてたけど、白身魚が多かったんですよね。
その他、鉄の含有量が多い貝類はあまり好まないので食べることが無かったですね。
お野菜でいえば、ほうれん草や小松菜は鉄分が豊富で有名ですが、それはわりと食べてた感があったのだけど。
貝類と魚の「血合い」は盲点だった。
この鉄分不足も同様に、お肉を食べないことが原因とはいえないわけです。
わたしの場合、体のどこかに炎症があり、そちらの修復に鉄分がとられた結果、全体の鉄不足が加速する現象が起きている可能性があるそうです。
ビタミンB群の不足について
B群がたくさん含まれる食品は、お肉なら豚肉、レバー。
魚介類なら、うなぎやカツオなど。
お野菜なら、小松菜やほうれん草だそう。
うなぎやカツオを日常的に食べたりはしてないからなあ、不足してるのはコレもまあ納得かな。
B群は、ミトコンドリアを動かしたりタンパク質をセロトニンに変換するときにつかわれるとっても大事な栄養素だそう。
B群は仲間みんなで協働してはたらくので、どれか1つじゃなくて群でどれも不足なくとる必要があると指導してもらいました。
お肉を食べないことへの主治医のご意見
さて、検査によって不足気味だと分かった栄養素。
これらを今後どうやって補充していこうかというお話を主治医の先生としました。
大きな問題が、タンパク質の摂取について。
でも自分はお肉を食べないことを伝えました。
やはり理由は聞かれました。
思い切って、「動物が好きだからです」と答えてみました。
そんなアホな‥って思われるかなあ。
って考えると言いにくかったけど、ここは正直に言うべきだと思い、ひとことで伝えてみました。
先生はうなずいて、僕もかわいそうだと思うことあるよ、と言ってくれました。
日本で家畜動物がどんな環境で飼育されているかも、さすがよくご存知でした。
それを考慮して先生がおすすめしてくれたのは、ニュージーランドの牧草牛。
アニマルウェルフェア的にも懸念があまりない飼育方法です。
それなら人が体に取り込む食べものとしてもオススメだそうで、日本で消費される一般的な牛肉と比べてオメガ3などの栄養素も非常に豊富なんだそうです。
でも‥。
「お魚だけでは、ダメですか?」
と聞いてみました。
先生は、
「やっぱりお肉を食べたらいい!亜鉛も入ってるし」と。
やんわりと肉食しないことを止められた形ですね。
じゃあ‥。
「たとえば、魚介類をもっとたくさん食べるとして、お肉は良いお肉を少しだけと、あとはプロテインで補うことできませんか?」
と。
先生は、うなずいてくれました。
プロテインを飲み続けることの是非をお尋ねすると、
「(お肉を)食べれないなら仕方がない」と。
先生としては、本当はお肉を食べることをすすめたい考えみたいですね。
それでも私のスタイルに寄り添ってくれた形です。
さいごに
ゆるめのベジタリアン(ペスカタリアン)的な食事を続けた私の体の栄養は、いくつか足りないものが出てきていました。
ただし、上にも書きましたが、お肉を食べないこととの因果関係は分かりません。
元々そうであって、それが加速しているだけの可能性も十分にあります。
人によっては影響の度合いは違うはずです。
ただ確かなことは、肉食しないでタンパク質やその他の栄養素を摂るのは難しいということです。
それでも頑張ってどうにか調整していくか、先生と相談したように落としどころを見つけるか‥。
難しいところですね。
自分の健康を害する気はないし、むしろ「最高に健康」を目指したいと思っているので、めちゃくちゃ悩みます。
タンパク質以外の他の栄養素のとり方もふくめ、生活習慣など、沢山のことを先生からアドバイスいただいているので、これからのやり方を総合的に一旦整理して考えてみたいと思います。
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